ドライフラワーを始めたいけれど、どの花材を選べばいいか迷っていませんか。
初めての方には、扱いやすく失敗の少ない定番花材がおすすめです。この記事では、SNSやフラワーショップで人気の高い5種類の花材を紹介します。それぞれの特徴や魅力、選び方のポイントまで詳しく解説しますので、自分好みのドライフラワー作りにぜひお役立てください。
【人気】ドライフラワーの定番花材5選
ドライフラワー作りに最適な人気の高い5種類の花材をご紹介します。
どれも初心者の方でも扱いやすく、美しい仕上がりが期待できる花材ばかりです。
ユーカリ
ユーカリは、ドライフラワーの定番中の定番として知られています。
シルバーグリーンの美しい葉が特徴で、乾燥後も色あせしにくく、長期間楽しめる点が魅力です。丸葉タイプのユーカリ・ポポラスや、細長い葉のユーカリ・グニーなど、種類も豊富にあります。
吊るしておくだけで簡単にドライフラワーになり、爽やかな香りも楽しめますよ。
スワッグやリースのベースとしても大活躍する万能な花材です。
ラベンダー
紫色の小さな花が可憐なラベンダーは、ドライフラワーにぴったりの花材です。
乾燥させても色が鮮やかに残りやすく、リラックス効果のある香りが長く続きます。フレンチラベンダーやイングリッシュラベンダーなど、品種によって花の形や香りに違いがあるのも魅力的です。
束ねて吊るすだけでナチュラルな雰囲気を演出でき、サシェやポプリにも活用できます。
インテリアとしてもアロマとしても楽しめる、一石二鳥の花材です。
カスミソウ
ふわふわとした小花が愛らしいカスミソウは、ドライフラワーアレンジに欠かせない存在です。
白やピンクの繊細な花が、乾燥後もそのままの可愛らしさを保ちます。他の花材と組み合わせやすく、アレンジ全体に優しい印象を加えてくれるでしょう。
一本でもボリューム感があり、コストパフォーマンスにも優れています。
ナチュラルウエディングやギフトアレンジにも人気の高い花材です。
バラ
華やかで上品なバラは、ドライフラワーにしても美しさが際立ちます。
赤、ピンク、白、黄色など、豊富なカラーバリエーションから好みの色を選べます。開花具合によって表情が変わるため、つぼみから満開まで、お好きな状態でドライにするのがおすすめです。
シリカゲル法でドライフラワーにすれば、より色鮮やかに仕上がりますよ。
特別な日の思い出のバラも、ドライフラワーで長く美しく楽しめます。
スターチス
カラフルで長持ちするスターチスは、初心者に最もおすすめの花材といえます。
紫、ピンク、黄色、白など、ビビッドな色合いが乾燥後もほとんど色あせません。もともと水分が少ない花なので、吊るすだけで簡単にドライフラワーになります。
茎も丈夫で扱いやすく、失敗がほとんどありません。
ボリュームがあり、メインにも脇役にもなる使い勝手の良い花材です。
ドライフラワーにしやすい花の3つの特徴

すべての花がドライフラワーに適しているわけではありません。
失敗を避けるために、ドライフラワーにしやすい花の特徴を知っておきましょう。
水分の含有量が少ない
水分が少ない花は、乾燥時間が短く、きれいに仕上がりやすい傾向があります。
水分が多い花は乾燥に時間がかかり、その間に色が褪せたり、カビが生えたりするリスクが高まります。スターチスやラベンダーのように、もともとカサカサとした質感の花は理想的です。
逆に、ユリやガーベラなど水分の多い花は、シリカゲル法などの特別な方法が必要になります。
触ってみて硬めの質感がある花を選ぶと成功しやすいでしょう。
茎が丈夫でしっかりしている
茎が細すぎたり柔らかすぎたりする花は、乾燥後に折れやすくなります。
しっかりとした茎を持つ花は、吊るして乾燥させる際にも形が崩れにくく、アレンジの際にも扱いやすくなります。ユーカリやバラのように、ある程度の太さと硬さがある茎の花材を選びましょう。
茎が弱い花を使う場合は、ワイヤーで補強する技術も覚えておくと便利です。
丈夫な茎は、長期保存にも有利な条件となります。
花や葉が落ちにくい
乾燥する過程で花びらや葉が落ちてしまう花は、ドライフラワーには不向きです。
しっかりと花びらがついていて、萼(がく)の部分が丈夫な花を選びましょう。カスミソウやスターチスは、小花がたくさんついていても落ちにくい構造をしています。
バラの場合は、少し早めの段階でドライにすると、花びらが落ちにくくなりますよ。
購入時に軽く揺らしてみて、花びらが落ちないものを選ぶのがコツです。
定番・人気の花材を選ぶ3つのメリット
なぜ定番の花材が初心者におすすめなのでしょうか。
人気の花材を選ぶことで得られるメリットをご紹介します。
失敗が少なく初心者でも安心
多くの人に選ばれている花材には、それだけの理由があります。
ユーカリやスターチスなど、定番とされる花材は、特別な技術がなくても美しく仕上がりやすい特性を持っています。吊るしておくだけで自然に乾燥し、色や形が保たれるため、初めての方でも安心して挑戦できるでしょう。
SNSや書籍でも作り方の情報が豊富に見つかるため、困ったときに参考にできます。
成功体験を積むことで、ドライフラワー作りがより楽しくなります。
一年を通して入手しやすい
定番の花材は、季節を問わず花屋やオンラインショップで購入できます。
思い立ったときにすぐ始められるのは、大きなメリットです。また、安定した供給があるため、価格も比較的リーズナブルに抑えられています。
まとめ買いをしても無駄になりにくく、気軽に試すことができるでしょう。
季節の花材にも挑戦しながら、ベースとなる定番花材を常備しておくのがおすすめです。
おしゃれなアレンジが作りやすい
人気の花材は、それ自体がトレンド感のあるデザインを持っています。
ユーカリのナチュラルな雰囲気や、ラベンダーのロマンティックな印象など、組み合わせ次第で様々なスタイルを表現できます。インスタグラムなどのSNSでも多くのアレンジ例が紹介されているため、参考にしやすいのも魅力です。
定番花材同士の相性も良く、初心者でもバランスの取れたアレンジが作れます。
自分らしいアレンジを見つける楽しみも広がるでしょう。
初心者でも簡単!ドライフラワーの基本的な作り方

定番花材を手に入れたら、さっそくドライフラワー作りに挑戦してみましょう。
代表的な2つの方法をご紹介します。
ハンギング法
最もシンプルで人気の高い方法が、吊るして乾燥させるハンギング法です。
花を3〜5本ほどの束にまとめ、輪ゴムや麻紐で茎の部分をしっかり結びます。直射日光の当たらない、風通しの良い場所に逆さまに吊るしましょう。
乾燥には1〜2週間程度かかりますが、その間は触らずに自然に任せるのがポイントです。
湿度の低い季節に行うと、よりきれいに仕上がります。クローゼットの中や室内の高い位置がおすすめの場所です。
シリカゲル法
より色鮮やかに仕上げたい場合は、シリカゲル法がおすすめです。
密閉容器にシリカゲル(乾燥剤)を敷き詰め、その上に花を置いて、さらに上からシリカゲルをかけて花全体を覆います。蓋をして1週間ほど放置すると、鮮やかな色を保ったドライフラワーが完成します。
バラなど立体的な花に特に適した方法です。
シリカゲルは繰り返し使えるため、経済的でもあります。取り出す際は花が崩れないよう、慎重に行いましょう。
まとめ|まずは人気花材から挑戦しよう
ドライフラワー作りは、適切な花材選びから始まります。
この記事でご紹介した5つの定番花材を使えば、初心者の方でも美しいドライフラワーを楽しむことができます。まずはシンプルなハンギング法から始めて、慣れてきたらシリカゲル法にも挑戦してみてください。
お気に入りの花材を見つけて、素敵なドライフラワーライフをお楽しみください。


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