ドライフラワーを作ってみたいけれど、何から始めれば良いか分からない方も多いのではないでしょうか。
実は、ドライフラワー作りに必要な道具は意外とシンプルで、100円ショップでも手に入るものがほとんどです。
この記事では、初心者でも気軽に始められるドライフラワー作りの道具を、基本のものから便利なアイテムまで詳しくご紹介します。
まずはコレだけ!ドライフラワー作りの基本道具
ドライフラワー作りを始めるなら、まずは以下の5つの道具を揃えましょう。
どれも手に入りやすく、他の用途にも使えるものばかりです。
生花用ハサミ
ドライフラワーを飾りたい場所やイメージに合わせて茎をカットするために、生花を切る際に使用する専用のハサミが必要です。生花用のハサミは普通のハサミと違い刃が鋭いため、茎を潰さずにきれいにカットできます。
花の茎を斜めにカットすることで、水分の蒸発を促進し、きれいなドライフラワーに仕上がりやすくなりますよ。1000円程度から購入でき、長期間使用できるため、最初に良質なものを選ぶことをおすすめします。
クラフトハサミ
ワイヤーや麻ひもなどの材料をカットする際に使うのがクラフトハサミです。生花用ハサミとは使い分けることで、それぞれの道具を長持ちさせることができます。
刃先が細かい作業に適した形状のものを選ぶと、繊細な調整もしやすくなります。家庭にある工作用ハサミでも代用できますが、専用のものがあると作業効率が格段に上がります。
麻ひも
花束を束ねる際に使用するひもは、麻ひもなどの天然素材を選ぶのがおすすめです。
麻ひもは通気性が良く、乾燥過程で花に負担をかけにくい特徴があります。
また、見た目にも自然で、完成したドライフラワーとの相性も抜群です。
太さは中程度のものが扱いやすく、さまざまな花の大きさに対応できますよ。
輪ゴム
束ねた花を一時的に固定する際に便利なアイテムです。
乾燥が進むと茎が細くなるため、最初に麻ひもできつく縛りすぎると花が抜け落ちてしまうことがあります。輪ゴムなら収縮性があるため、茎の変化に対応しながらしっかりと固定できます。
茶色や透明など、目立たない色を選ぶと仕上がりがより美しくなりますよ。
ワイヤー
茎が細い花や、形を整えたい時に使用する細い針金です。#24〜#26番程度の太さが、花の茎に巻きやすくおすすめです。
ワイヤーを使うことで、弱い茎を補強したり、思い通りの形に調整したりできます。緑色のフローラルワイヤーを選ぶと、自然な仕上がりになるでしょう。
あると仕上がりが変わる!プラスαの便利道具
基本道具だけでもドライフラワーは作れますが、以下の道具があると仕上がりのクオリティが格段に向上します。
より美しく、長持ちするドライフラワーを作りたい方におすすめのアイテムです。
シリカゲル
花の色を鮮やかに保ちながら乾燥させることができる乾燥剤です。密閉容器にシリカゲルと花を入れて数日置くだけで、美しい発色のドライフラワーが完成します。
特に薄い花びらの花や、色褪せしやすい花には効果的です。
スプレー
完成したドライフラワーの色褪せを防ぐ保護スプレーです。UV保護効果のあるものを選ぶと、日光による退色を抑えられます。
また、花びらを固定する効果もあるため、触れても花びらが散りにくくなります。使用する際は屋外や換気の良い場所で、適度な距離から均等にスプレーしましょう。
ピンセット
細かい作業や、繊細な花びらの調整に使用します。特に小さな花や、茎の細い植物を扱う際には必須のアイテムです。
先端が細く、滑り止めのついているものを選ぶと、作業がしやすくなります。化粧品用のピンセットでも代用できますが、専用のものがあると便利ですよ。
ドライフラワー作りに向いている花の種類

道具を揃えたら、実際にドライフラワー作りに挑戦してみましょう。
初心者におすすめの、失敗しにくい花の種類をご紹介します。
かすみ草
ドライフラワー作りの定番中の定番です。白い小さな花が特徴的で、乾燥させても形が崩れにくく美しく仕上がります。
吊るして干すだけで簡単にドライフラワーになるため、初心者の方にもっともおすすめといえるでしょう。他の花と組み合わせても相性が良く、ボリューム感を出すのにも重宝します。
ミモザ
黄色い毛玉のような花が可愛らしいミモザも、ドライフラワーに好適です。鮮やかな黄色が長期間保たれ、春らしい明るい印象を与えてくれます。
乾燥後も花の形がほとんど変わらないため、生花の時の美しさをそのまま楽しめます。リースやスワッグにすると、とても華やかな仕上がりになりますよ。
バラ
高級感のあるドライフラワーを作りたいなら、バラがおすすめです。花びらが厚いため型崩れしにくく、上品な仕上がりになります。
シリカゲルを使用すると、より美しい状態でドライフラワーにできます。
スターチス
カラフルな色が魅力的なスターチスは、ドライフラワー向きの花として人気です。紫、ピンク、白、黄色など豊富な色があり、組み合わせて楽しめます。
乾燥による形の変化が少なく初心者でも失敗しにくいのも嬉しいポイントです。長期間色褪せしにくいため、長く楽しむことができます。
ラベンダー
香りも楽しめるラベンダーは、ドライフラワーの醍醐味を存分に味わえる花です。乾燥後も良い香りが続くため、アロマ効果も期待できます。
紫色の小さな花穂が美しく、ナチュラルなインテリアにぴったりです。束ねて吊るすだけで簡単にドライフラワーになります。
ユーカリ
シルバーグリーンの葉が美しいユーカリは、グリーンのドライフラワーとして人気です。他の花材と組み合わせた時のアクセントとしても効果的です。
乾燥後も葉の形がきれいに保たれ、上品な印象を与えてくれます。ユーカリ特有の爽やかな香りも、ドライフラワーにした後も楽しめます。
【費用を抑えたい人向け】100均で揃えられるアイテム
ドライフラワー作りを気軽に始めたい方には、100円ショップのアイテムがおすすめです。
低コストで必要な道具を揃えることができます。
シリカゲル
100円ショップでも除湿剤として販売されているシリカゲルが購入できます。
専門店で購入するより量は少なめですが、お試しで使ってみるには十分です。
小さな花なら、100円ショップのシリカゲルでもきれいにドライフラワーを作ることができます。
使い方を覚えてから、必要に応じて大容量のものを購入するのも良い方法です。
ハサミや麻ひも
100円ショップには、クラフト用のハサミや麻ひもも豊富に揃っています。
- ハサミ
- 麻ひも
- シリカゲル
- ワイヤー
- 輪ゴム
品質は専門店のものに劣る場合もありますが、初心者が練習する分には十分使えます。
麻ひもは長さや太さも選べるため、用途に合わせて選択できます。
まずは100円ショップのアイテムで始めて、慣れてきたら良質なものに買い替えるのがおすすめです。
まとめ|低コストで手軽に始められる
ドライフラワー作りは、思っているよりもずっと簡単で手軽に始められる趣味です。
基本的な道具は5つだけで、100円ショップでもほとんど揃えることができます。
最初は失敗を恐れずに、かすみ草やミモザなど乾燥しやすい花から始めてみましょう。
慣れてきたら、シリカゲルやスプレーなどの便利道具を追加して、より美しいドライフラワー作りに挑戦してみてください。
手作りのドライフラワーで、お部屋を素敵に飾ってみませんか?


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